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古関裕而と竹久夢二のコラボ曲「福島夜曲(せれなあで)」のお菓子は福島土産に超おすすめ!@福々和本舗

中通り

こんにちは、トヨタレンタリース福島 サトウです。

前回ご紹介した福島市「古関裕而記念館」。こちらでも販売している古関裕而ゆかりのお土産に「福島夜曲(せれなあで)」があります。製造販売しているのは、古関裕而記念館のすぐ近くにある福々和本舗(ふくふくわほんぽ)。今日は「福島愛」にあふれたこちらのお店をご紹介します。

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◆地元愛にあふれたお菓子たちが並ぶ店内

古関裕而記念館から徒歩5分、国道4号線沿いに福々和本舗はあります。

福々和本舗

福々和本舗

大きな窓から見える店内とモダンな建物が目を惹きます。福々和本舗の創業は昭和31年。地域の特色を生かしたお菓子作りを続けています。

今注目を集めているのは、なんといっても朝ドラのテーマになることが決定した古関裕而ゆかりのお菓子「福島夜曲(せれなあで)」。

地元紙「福島民友新聞」にもこんなふうに取り上げられました。
【福島からのエール!古関裕而・朝ドラ化】曲モチーフ同名菓子

そこで私たちも、佐久間社長を訪ね、このお菓子の誕生秘話を伺いました。

福々和本舗社長

福々和本舗 佐久間功社長

「当店のすぐ近くに古関裕而記念館があり、古関先生は母校福島商業高校OBで、何と言っても福島名誉市民第1号、あこがれの先輩の曲をモチーフにお菓子を作りたいと思いました。果物王国福島ですから、何か果物を入れようということで、りんごを使うことにしました」

しかし「竹久夢二」や「古関裕而」というビッグネームのお名前を使うため、権利関係の処理に時間がかかり、約1年の月日をかけてようやく商品化となったそうです。苦労の末に生まれたお菓子なんですね。

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◆古関裕而と竹久夢二。意外な接点がもたらした豪華なコラボ

さて、ここで気になるのが、大正浪漫の時代を生き、時代を創った画家で詩人の竹久夢二(1884-1934)と福島を代表する作曲家、古関裕而(1909-1989)の接点です。夢二のほうが30歳近く年上ですが、実は二人は面識があるのです。夢二は福島市の飯坂温泉を二度訪れ、詩を残しています。コロムビアレコードの専属作曲家としてデビューを目前に控えた古関裕而は昭和4年、福島市で開催されていた「竹久夢二展」を訪れます。そこで巻紙に描かれた̪夢二の詩画「福島夜曲」に感動。その詩に一気に曲をつけ、福島に宿泊していた夢二を訪ね、贈呈したと言われています。

福島夜曲

「福島夜曲」。どんな曲か聞いてみたいですよね。福島駅前にある古関裕而氏のオルゴールを奏でるモニュメントで聞くことができます。17:00になると演奏されますので、ぜひ聞いてみて下さい。もちろん、「古関裕而記念館」でも聞けますよ!「福島夜曲(せれなあで)」を食べながら、昭和初期という同じ時代を生きたこの偉大な二人のアーチストの出会いに思いをはせるのもいいですね。もしかしたら朝ドラ「エール」にそんなシーンが出てくるかもしれませんね!

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バター生地の濃厚な香りと、地元産のリンゴのシロップが漬けが、上品な味わいです♪
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その他にも古関裕而記念館に寄贈されている、愛用のハモンドオルガンにちなんだお菓子「ハモンドの調べ」こしあんの中にレーズンが入って、優しいお味でした♪

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福島市にちなんだネーミングのお菓子や、思わず手に取りたくなる和菓子と数えきれない種類が並んでいます。

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◆福の神・幸せの福・家族の和で「福々和」

「福々和の名前の由来は?」との質問に、「福の神の福、幸せの福・家族のだんらんの和」と笑顔で答えてくれた佐久間社長。先代(お父様)が命名されました。とても福島らしい名前ですね。

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暖かい光が降り注ぐ店内には、イートインスペースもあり、無料のコーヒーが楽しめます。お店で大人気のシュークリーム「福々秀」もお茶のお供にいいですね。

古関裕而記念館を訪れた際は、福々和本舗にぜひ、立ち寄ってみて下さいね。2020年春の朝ドラ「エール」の放送も今からとても楽しみです♪

福々和本舗 (ふくふくわほんぽ)】
住所:福島県福島市松浪町4-18
電話 : 024-531-2929
営業時間 : 9:00~19:00
店休日 : 火曜日
駐車場 : あり(8台)
席数 : 全6席


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