海外でも高評価!まるでおもちゃの博物館「”Mastro Geppetto”マストロ・ジェッペット」~南会津ドライブ旅④
会津
こんにちは、トヨタレンタリース福島 サトウです。
今回ドライブ旅で訪れている南会津町は、尾瀬や会津駒ケ岳などの名峰。大湿原、清流、ブナの原生林と、「森の力」がすごい場所。
実はあまり知られていないのですが、最近では自然素材にこだわるメーカーさんが続々と工房を作っています。先日ご紹介したアロマオイルを製造販売する「株式会社一十八日(じゅうはちにち)」さんもそうでした。
そして今回は南会津の「木」にこだわったおもちゃメーカー「株式会社 Mastro ・Geppettoマストロ・ジェッペット 」さんにお邪魔してきました!
◆森との新しい関わり方を実践する南会津発の木製玩具ブランド
ひとくくりに南会津と行っても、面積は神奈川県とほぼ同じ大きさ、そして全面積のうち約93%が森林という、どこを車で走っても見渡す限り山🗻山🗻山🗻。
「マストロ・ジェッペット」さんは、南会津の木に携わる会社や職人さん、そして木のおもちゃデザイナー富永周平さんが出会い、「日本の南会津から世界の子どもたちに遊んでもらえるおもちゃ」をテーマに、日本ではもちろん、英国MONOCLEの雑誌でとりあげられるなど、海外でも評価が高い木のおもちゃメーカーなのです。
この地域は「あかべこ」や「起き上がり小法師」の発祥の地として、郷土玩具が昔から作られて来ました。マストロ・ジェッペットのショールーム入口の赤くかわいいロゴからもあかべこを連想させられますね。
こちらはショップも併設していて、一般の方でも事前に予約があれば見学可能です。
◆「ピノキオ」に出てくるあのおじいさんが名前の由来
ところで名前の由来「マストロ・ジェッペット」って何(誰)のことでしょう?童話「ピノキオ」で、ピノキオを作った(ゼペットじいさん)のことなんです。
ゼペットじいさんが、丸太から作った人形を大切に愛してピノキオになったように、丁寧に作ったおもちゃが、子どもたちに遊んでもらうことで命を宿し、ずっと使い続けてもらえたら…そんな思いが込められているそうです🌠。
今回案内してくださった、マストロ・ジェッペットの渡部安衣さん。
初めて見るこだわりのおもちゃがたくさんで、私たちも興味深々。色々お話を聞かせていただきました。
ショールームには、大人のわたし達も心躍るような小さくて可愛らしい木のおもちゃ達。子どもの椅子、カトラリーなど木が持つ素朴で自然な風合いを生かしたデザインの作品が所狭しと展示され、見ているだけで幸せな気持ちになってきます✨。
「ぜひ手に取って見てください」と渡部さんから見せて頂いた、木製のラトル。”カタカタ”と木のあたる心地よい音がやさしく響きます🎶。
ここで驚かされたのは、まず振ると木材同士が当る部分と、持ち手の継ぎ目を探してしまいます。「どうやってつなぎ合わせているんだろう?」じっくり見てもわからないんです👀。
房の中に豆粒が入ったデザインが何とも愛らしいですね。滑らかな手触りも抜群。実は取材スタッフのお子さんも、以前からこのおもちゃが大好きなんですよ💕「しかし、この豆の球をどこから入れているんだろう?」 謎が深まるばかり…😎
このおもちゃは、100% Made in 南会津地域で製造されているというのは驚きです。また南会津町で出生届を出した赤ちゃんに出産祝いとして贈られるそう。とても素敵な贈り物ですね。
ワニの表情が愛嬌たっぷり。作り手の顔を想像してしまいます。木材ヒバ材を使っているそうなので、お風呂で動物をプカプカ浮かせたりできるそうですが、お部屋のインテリアとしても楽しめそう。
あまりの可愛さに、このワニはお持ち帰りしました😊。
リアルに楽しめる子供サイズの木製おもちゃがいっぱい😄キッズカメラは押せばちゃんとシャッターボタンが沈んだり、レンズ部分には魚眼レンズが入っていたりと細部の作りが凄すぎる~📷。木のハンドルも動かすとハンドル内の木の部品がコロコロと回転して心地よい音がします。
普段忙しいパパも「休日何をして遊ぼうかな?」と悩んだら、この木のハンドルがあれば、とても楽しいドライブになること間違いありませんよ。
スタッフの赤ちゃんは、普段こんなふうに木のおもちゃに触れています。私たちと同じように、どうやら豆のことが気になるのかな~😉
◆全国のおもちゃコンサルタントに選ばれた車のおもちゃ
車庫の上の煙突を叩くと車が飛び出す“GARAGE”(ガレージ)。私たちもかなりハマって、煙突をポンポン🚗💨ガレージは 「グット・トイ 2019」に選ばれたおもちゃだそうです。子どもとパパが一緒に楽しむ姿が目に浮かびますね👪
赤ちゃんが触れ、時には口の中に入れる玩具はなるべく無塗装で、表面の研磨は最もこだわり何回にも分けて丁寧に作業しているそうです。ピッキオやファーヴァは古くから「木地師(きじし)」と呼ばれる職人の手作業によるもの。木の径に対して縦に木を割って、その形状に合わせて形どり、ろくろを当ててまあるく削っていく。接着するところをひとつの木で作成し、パーツ外れによる子どもの誤飲を防止するよう細かな工夫がされています。ノエなど動物の表情がとても繊細に作り出していますが、これは機械の刃約0.1mmのレーザーを誘導する「治具(じぐ)」の職人の経験と精巧に作る高い技術によって作られたものです。
この地域の伝統的な木工芸の技術の高さに驚くばかりです。
◆カラフルな食器は出産祝いにも
カラフルでとってもおしゃれなベビー食器。私も早速いとこへの出産祝いに、このリンゴの食器を選びました。環境にやさしい原材料を使用した、笹・竹配合バイオマスプラスチックのベビー食器なので、贈られた方も安心して喜んでもらえると思います。
2016年グッドデザイン賞商品 ベビー食器セット 「MELA(メーラ)」
マストロ・ジェッペットのおもちゃは、CEマーク(ヨーロッパ玩具安全基準EN-7)、食品衛生法規格基準適合など様々な安全基準を取得しています。
積み木の手ざわりを感じながらひとつひとつ並べて、積んで。想像しながら、何だかとても懐かしい気持ちに。この積み木、何と中学1・3年生の数学の教科書にも文字と式のイメージ画像として掲載されています。
「NOE」の動物たちが、かわいいネームプレートに💙ここに飾られていない人気の動物は何だと思いますか☝どれにしようかな?裏面には名前を焼印してもらえます。家族でおそろいも良いですね🎵
私たちも、最初目に飛び込んできた、大きな木のボールプールへ“ドボン”。真夏でも木の触り心地がひんやりして気持ちがよく、風合い、においなど、木をリアルに感じることができて、不思議なくらい癒され、木の持つ力は偉大だと感じました。
豊かな自然と上手に付き合い、熟練の職人たちが一つひとつを丁寧に仕上げている小さなおもちゃから、あたたかい想い、そして深い木への愛情が伝わってきました。木の心地よさに触れて、自然の良さを再確認し、南会津になぜ人が魅了されるのか、改めて感じることができた素晴らしい出会いとなりました。
「南会津はスゴイ!」日本トップクラスのクオリティに感動です。
マストロ・ジェッペットのおもちゃたちは、新宿伊勢丹、全国ハッカキッズ、南会津田島駅、公式HPからのインターネット販売もあります。
忙しい毎日を離れ、大人も子供も宝物を見つけたような感動がある素敵な場所です。普段とはひと味違った森の時間を愉しむ。木の良さを肌で感じ、楽しめるドライブスポットとして、ぜひ訪れてみて下さいね。
【マストロ・ジェッペット】事務所・ショールーム・ショップ
住所:福島県南会津郡南会津町田島南下原66-2
電話:0241-62-1600
営業時間 11:00~17:00
定休日:土日祝日
※ショールーム・ショップは要予約
◆南会津地域おこし協力隊さんでもシェアしてくださいました
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