初心者でも楽しめる!サラブレッドに乗って街さんぽ@南相馬市
浜通り
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こんにちは、トヨタレンタリース福島 サトウです。
とうとう東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開幕!みなさんはどの種目に注目していますか?私は馬術競技に興味深々😉
その理由は…サラブレッドに乗って街中をさんぽ?してきたからなんです!🐎
場所は1,000年以上の伝統を誇る祭り「相馬野馬追(そうまのまおい)」の舞台でもある南相馬市小高区。今年も行事を大幅に縮小しながらも、24日~26日まで約90騎が地元の公道で2年ぶりに行列を披露したそうです。
厩舎があるのは、JR常磐線小高駅近くのコワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッジ」内にあり、受付はここで済ませて下さいね。
◆持続可能な馬の街へ
この街で「うまさんぽ」を始めたのは、神瑛一郎(じん・よういちろう)さん26歳。乗馬体験の前に色々な想いを伺いました。
代表の神さんは東京都出身、障害馬術競技の選手として国際大会でも活躍🏅さらに千葉県で馬の調教師の仕事をされていました。2019年に地域おこし協力隊のメンバーになり小高町に移住。「馬の社会価値を知ってもらい、人の課題解決につなげたい」と一般社団法人「ホースバリュー」を立ち上げ、馬と触れ合う新たな観光事業を始めています。
厩舎で私たちを待っていてくれたのは、神さんの愛馬「ワタリン」。かつて「ワタリセイユウ」の名で競走馬として活躍した8歳のサラブレッドです。
ワタリンは”スーホの白い馬”を連想させるような美男子さん🦄✨
ワタリンのように、引退した競走馬たちがどこへ行くのか尋ねたところ、馬の寿命は約20年~30年と長生するのですが、残念ながら現在の日本には、引退後の馬たちの環境をサポートする仕組みがなく、殺処分されている悲しい現実があるそうです。
しかし引退した競走馬を引き取り、相馬野馬追など独特の馬事文化を根付かせてきたこの地であれば、馬の第二の舞台として馬たちと人間のより良い共生を実現させることができるかもしれない、新たなチャレンジをしていきながら、持続可能な馬の街にしていきたいと幼少時から馬に向き合ってきたからこその神さんの言葉はとても感慨深かったです。
神さんに手入れをしてもらっているワタリンの表情はとても穏やか。競走馬なので気性が荒いイメージを持っていたのですが、ワタリンは競走馬には珍しくのんびりしていておとなしいそう。
乗馬をする前から少し緊張していたので、それを聞いて一安心。
餌もしっかり食べて、落ち着いた様子のワタリンに馬具一式を装着し終えたら、いざ乗馬体験へ。
■引用:https://www.minnano-jouba.com/tool.html
”さて、しっかりヘルメットも付けたけど、私は無事に馬に乗れるんだろうか… 🤔
◆命がけ!?の初乗馬
ここで想像以上に難しかったのが、馬にまたがること。まずは神さんが馬に乗るときのお手本を見せてくれました。
☝基本的に乗馬と下馬は馬の左側から行います。馬は反射的に虫を払ったり、蹄で体を掻いたりすることがあるので、そばに立つときは馬の真正面や後ろへは立たないこと。
☝馬の足場に踏台を置いて乗馬するのは、ワタリンが反応してしまい事故の原因につながりかねないそうなので、鐙(あぶみ)に足をかけて乗馬するのですが、ワタリンに乗馬するには結構な高さがあり、脚力がない私は自力でまたがる自信がなく…神さんに補助してもらい飛び乗ることに!
(※乗馬の際は必ずサポートがあるので初心者でも安心してくださいね。)
☝せーのっ!で右足で地面を蹴ると同時に、右手で鞍の後橋(こうきょう)をつかみ、自転車にまたがるような感覚で右足をまわし自分の体を持ち上げる!はずが…教えてもらった通りには…??
☝全力で乗ったら鐙(あぶみ)から足が離れてしまった~😱
ここで私の身体の重心が前にかかりワタリンに負担がかかったようで、体を持ち上げる前にワタリンがくるっと回転!私も振り落とされないよう必死にしがみつく!といったアクシデントもあったのですが、神さんの冷静な操縦のおかげで何とか無事に乗馬できました!
☝乗馬してまず気をつけるべきは体の重心をどこにおくか、という点です。前にかかりすぎたり後ろにかかりすぎたりすることでバランスを崩してしまい危険なので、肩の力を抜き、しっかりと背筋を伸ばして乗ることが重要になるそうです。
馬は好きだけど何せ初対面。おそるおそるだったのですが、両手で手綱をしっかり握り、いざ歩道へ向かいます!
今日はよろしくね、ワタリン🙏
◆いよいようまさんぽスタート
うまさんぽは、市街地と相馬野馬追の祭礼がある小高神社を往復する約30分のコース。
神さんが手綱を引き、歩道を歩いていきます。
私も緊張が伝わらないようできるだけリラックスして、ワタリンを撫でながらスキンシップ。
馬は背中から乗った人の感情が伝わるらしく、ワタリンが虫を払って振り向いただけで暴れ出したらどうしよう…と不安に思っている間も、案ずることなかれ、馬はもともと人との信頼関係を高めることに注力して育てられているので、意外と冷静で大人なので心配ないそう。
さんぽ中も地元の方に声をかけられるなど、ワタリンはみんなに可愛がってもらい、すっかり街に馴染んでいる様子。
神さんにカットしてもらったたてがみも何とも愛嬌がありますね。
ワタリンはしっかり訓練されているので、車が横切っても横断歩道を渡る手前でちゃんと止まるんです!いつものルートも良く分かっているそう。
本当にお利口さん。
馬を動かす時は両足で“トントン”と馬の脇腹を蹴ってあげると前進します!
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馬は音に敏感らしく、ワタリンの耳が回転するたびに、神さんと会話を聞いている感じがしました。
ここで問題です!人が馬に乗ると、どれ位の高さになると思いますか??この写真の眺めから想像してみてくださいね。
サラブレッドは体高160cm~170cm。そこに自分の身長がプラスなので、約3mもあるんですよ。
カツカツとひづめの音も耳心地よく響いて心が癒されながら、無事に小高神社へ到着♪連れてきてくれたワタリンに愛情込めて首を軽くポンポン。これを馬の世界では「愛撫(あいぶ)」と呼び、馬も喜ぶそう♡
ベストボジションという橋の上で記念撮影♡風が気持ちい~。
嬉しい一枚に♡♡
ここから折り返し。ワタリンの様子を見ながらと、神さんの丁寧な説明を聞きながらのさんぽは往復で30分の予定が、しっかり片道で約30分かかり、その分十分”うまさんぽ”を満喫できました!
◆うまさんぽを終えて
南相馬市小高区は震災の原発事故で避難指示区域となり、16年7月に大部分が解除されたのですが、震災前に約1万3千人だった住民は、いまだ約3800人にとどまっています。
乗馬を楽しみながらも、街の景色を見ると「ちょっと寂しい」と感じることもあったのですが、神さんが言うように「ワタリンを通じて、馬への興味や、馬が好きな人を増やしたい、人と馬が身近になれる街にしていきたい」私も本当にそう願い、これからも応援しています。
馬にまたがったら視線が高くなって「わっ!」て心が持っていかれるような…そんな感覚をみんなにも味わってほしいです。
ありがとう、ワタリン。お別れの時は愛おしくて仕方なかったな…
神さんの描く未来は、今のような時代だからこそ必要とされ、これからの私たちをきっと幸せにできる活動だと思います。
ありがとうございました。
今度は暴れんぼう将軍の気分で烏崎海岸を周る「ホーストレッキング」にチャレンジしてみたいです!
南相馬市はコアに楽しめるアクティビティが沢山あります。
レンタカーを借りれば、街の魅力をもっと感じることができますよ🚗
ぜひ、訪れてみてくださいね。
私たちトヨタレンタリース福島があなたの快適ドライブ旅をお手伝いします!
🚗原ノ町駅前店からの予約はこちら
■写真:Horse Value
【Horse Value ホースバリュー】
集合場所:福島県南相馬市小高区本町1-87
(小高パイオニアビレッジ駐車場内の馬小屋前)
携帯電話:050-7107-3874
予約はホームページからhttps://horsevalue.jp/walkingwithhorse/
「小高うまさんぽ」は往復30分。大人4400円。
馬事公苑森林部や相馬野馬追への出場者が練習をする烏崎海岸を散策する「ホーストレッキング」は1回1時間(説明時間含む)大人11,000円~15,000円。
※乗馬の服装は、動きやすくて汚れてもよい服をおすすめします。
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