南会津の老舗がつくるバター風味の人気のお菓子「しぎやま」@三浦屋~南会津ドライブ旅⑥
会津
こんにちは、トヨタレンタリース福島 サトウです。
今回は、南会津をこよなく愛する、南会津町地域おこし協力隊のゆーさんオススメ、銘菓「鴫山 しぎやま」をご紹介します。この「鴫山」を製造販売を行っているのは、創業昭和7年 (1932年)「おいしいものを手作りで」をモットーに、老舗の味を作り続けてきた「 三浦屋」さん。国道121号沿いに店を構える御菓子処です。
◆地元密着で何代にもわたって愛されている老舗の優しい味
「鴫山」は、田島地区の西南にある約800年前に築城された鴫山城にちなんで名づけられ、田島でもとても有名なお菓子なんです。
銘菓「鴫山」は昭和43年に誕生しました。長年の研究と改良の結果生まれた焼き菓子。純良バター、卵など良質な素材と、サブレ生地に白あん、たっぷりのクルミ、レーズンを練り込んでいます。
銘菓「鴫山」の誕生秘話には、鴫山城主長沼氏の子孫の方から「鴫山の名に恥じぬよう精進ください。」と名前を頂戴しているそう。
サブレ風味を生かしたお菓子とのことですが、和の素材白あんを使っているので、独特のソフトな食感と、バターの優しい風味が口に広がります。和洋折衷の餡の中にクルミとレーズンが絶妙で癖になる味わいです。
初めて食べる鴫山の外はサックリ、中の生地がしっとり。食感で思い浮かんだのは、あのカントリーマアム。カントリーマアムも商品開発に日本伝統の和菓子まんじゅうからヒントを得たとか。そう考えると16年前からこの絶妙な食感を実現した鴫山は凄いんじゃないかぁ~。
鴫山は「遠くの親戚の家に行くので日持ちするお土産菓子が欲しい。」というお客様の要望に応えて、賞味期限は製造日より14日もあります。この日も孫に送りたいと地元の方が鴫山を買いに訪れていました。お土産品としても人気が高いのも納得です。この鴫山、何とここでしか手に入らないのだそうです!
家族3人で毎日一ひとつ作り上げる鴫山。どんな飲み物とも相性が良いですよ。ぜひ一度ご賞味くださいね。
◆地酒をお猪口一杯分使った「日本酒のサバラン」
東京で修業をされた四代目の樋口聖也さん。手にしているのは「日本酒のサバラン」。南会津は全国新種鑑評会で金賞常連の酒蔵などがある”酒どころ”今月は花泉さんの純米原酒を使用してます!お酒をおちょこ一杯分使っているので、未成年者と車の運転前は食べれませんが、お酒好きにはもってこいのケーキです!
その他に店内には 素朴な味にリピーターが多いケーキ類も豊富で、地元の人が誕生日などお祝い事の機会を見つけては三浦屋のケーキを買いに来るんだそうです。四代目から頂いた、シフォンケーキも絶妙なふんわり感と素朴な甘さが、とっても美味しかったです。
◆ちょっと寄り道スポット
三浦屋から車で5分内には、南会津の歴史散策スポットがあります。直江兼続の弟・大国但馬守実頼が城代をつとめ、険しい自然の地形を利用した「鴫山城跡」があります。
また「旧南会津郡役所」などは、ギリシャ建築を思わせる円柱や、扇形のステンドグラスなど建築されて明治時代の当時としては県内最大規模の郡役所だそうです。現在館内は、鴫山城遺跡出土品や南山御蔵入騒動の歴史など歴史資料館として入館できます。
南会津をドライブしながら、町の魅力や歴史を感じ、そして初めて知る福島の銘菓。まだまだ知らない福島の銘菓をこれからもご紹介していきます。南会津は、たくさんのスポットを回りやすいレンタカー移動がおすすめです。ぜひ訪れてみて下さいね。
【御菓子司 三浦屋】
住所:福島県南会津町田島字谷地甲7
電話:0241-62-0131
営業時間 9:00~19:00
定休日:不定休
駐車場:5台
【旧南会津郡役所】
住所:福島県南会津郡南会津町田島字丸山甲4681
電話:0241-62-3848
開館時間 9:00~16:00
休館日:火曜日(定休日が祝日の場合は翌日休)
http://www.gunyakusho.ecnet.jp/
入館料:大人200円、高校生150円、小・中学生100円
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