ふくしまワンデイドライブ

「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」10周年記念植樹@活動レポート①

浜通り日常

こんにちは、トヨタレンタリース福島 サトウです。

「福島に帰る子ども達に、世界に誇れる桜並木を残してあげたい」復興のシンボルとして、ふくしま浜街道163kmに2万本の桜を植樹する「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」。

昨年4月、NPO法人ハッピーロードネット様の取材を通じ、当社もプロジェクトの想いに賛同し、桜のオーナーとなりました。2023年1月29日、10周年記念植樹祭が「広野町さくら公園」で行われるということで、私たちも参加させていただきましたので、その様子をお伝えします。

▶前回の記事「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」

◆未来へつなぐ2万本の桜並木を目指して

植樹祭前日まで、この時季らしい冬の寒さが続き天候が心配されましたが、当日は、10周年を祝うかのような見事な快晴!穏やかな一日に。午前9時、植樹祭会場には、地元の中高生、大学生や企業、自治体など、たくさんの関係者が集まりました。後から報道で知りましたが、参加者は約200人だったとか。

受付を済ませた後は、広野町を拠点に活動している創作和太鼓グループ「広野昇竜太鼓」さんが迫力ある演奏を披露し、賑やかな開会セレモニーが行われました。気迫に満ちた熱い演奏とパフォーマンスで、私たちにもその熱量が伝わります!かっこ良かった!

続いて、実行委員長でNPO法人ハッピーロードネット理事長の西本由美子さんから「桜が震災と原発事故の語り部になってくれる。未来を願い植樹してほしい」とごあいさつがありました。植樹に込められた思いをうかがい、参加者のみなさんが何度も深くうなずく様子も見られ、共感が深まっているようでした。

今回の植樹は、広野町さくら公園とJヴィレッジ(楢葉・広野町)入り口の二か所で行われ、参加者には、スコップと軍手が配られました。私たちは、ここから約2キロ先のJヴィレッジ入り口ということで、開会式後、大型バスに乗っていよいよ植樹地へ移動します!

◆いよいよ植樹スタート

バスに乗って数分で植樹地に到着!ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラ、カワヅザクラの4種類の苗木を、さくら公園に50本、Jヴィレッジ入り口には20本植えていきます。

ありがたいことに植樹場は、6号線沿いのとっても分かりやすい場所。正直、案内されるまでは少し不安だったので一安心..この場所は植樹に向けて荒れた地を整備されたようでした。

私たちの植樹地番号は「62」番です!準備されていた高さ2メートルほどのヤエザクラの苗木!想像していたより立派で嬉しくなりました。

事務局の方から植え方のレクチャーを受け、いよいよ植樹スタート!
手早く植えられるように、すでに幅40cm強、深さ30cmの穴ができていて、掘り起こした土と肥料が混ぜてありました。

アドバイスを受けながら、桜の苗木の樹芯が垂直になるように穴の中心に置き、静かに土を被せていきます。

苗木のまわりを軽く踏み付け安定させ、根元に水が溜まりやすいよう土手を作りながら埋めていきます。

向きや地面の高さなど考えながら丁寧に植えていきました。

青空に向かって、すっと上に伸びた桜の苗木、ちゃんと根づいてね…

約30分、無事に植樹を完了!立ち姿も良い感じです!

桜は、一度植えたら終わりではなく、植えた後の手入れも必要になってきます。立派な桜の木になるには長い年月がかかりますが、社員みんなで桜を守り育てていきたいと思います。浜通りが満開の桜でいっぱいになることを願って…頑張れサクラ!!🌸

◆桜の木を植えてある場所

ここでもう一度、私たちが植樹した場所をご案内します。福島県(楢葉町・広野町)にあるサッカーナショナルトレーニングセンター『Jヴィレッジ』入口を目的地にすると分かりやすいです。そこから国道6号線を北に460m、反対車線右側に目安となる看板があります。仙台方面から訪れる場合は『道の駅ならは』から国道6号線を600m先に目安となる看板があります。

これからはここを通るたび観察できるので、楽しみがひとつ増えました。

植樹場所には駐車場はないので、Jヴィレッジか道の駅ならはから歩いて訪れるのが良いかもしれません。

※桜は根が浅く根元を踏まれると弱ります。根元から離れて見てくださいね。

◆東北に春を告げるまち

植樹祭が行われた「広野町さくら公園」は、1年を通じて温暖な気候で”東北に春を告げるまち”といわれる広野町にあります。常磐道・広野IC出口から100〜200mほど進んだ右手にあり、東に太平洋を望むゆるやかな丘陵地にある公園です。

ミュージシャンの小田和正さんが活動を応援している「東北さくらプロジェクト」。2017年に小田さん自らが公園内に植樹をされたことから、地元の方はもちろん、全国の小田さんファンのみなさんからも聖地のように大切にされています。

小田さんが東北に思いを寄せて書かれた楽曲”その日が来るまで”の一節を記してある白いプレート。『君の好きな ふるさとの街に またあの日々が 戻って来ますように』


■写真:「東北さくらライブプロジェクト」

小田さんが植えた桜を背中にして、メッセージプレートの方を向き、そこから目線を上げると、正面に広野の海を望む景色が…本当に素敵な場所です。

◆植樹を終えて…

東日本大震災の発生から間もなく12年。私たちは震災の被害やそこから得られた教訓を決して忘れてはいけません。震災の被害を風化させないためにも、私たちができる事は小さいことですが、トヨタレンタリース福島はこれからも持続可能な地域社会づくりへの貢献と、桜の成長に負けないよう「お客様に笑顔の花を咲かせられる企業」であり続けたいと思います。

ここが新たな桜の名所になることを願い、そして誇れる瞬間に立ち会えたことに感謝します。


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