ふくしまワンデイドライブ

漬物をとことん堪能するなら、バイキングに決まり!「福島りょうぜん漬け本舗」@美を醸すふくしま

中通り日常

♦「お漬物」は栄養満点な万能食材!

こんにちは、トヨタレンタリース福島 ”美を醸すふくしまナビゲーター”の サトウです。
日本の食文化を語る上で欠かせない存在「お漬物」。皆さんは日頃食べることはありますか?

スーパーでも、当たり前に売っている、とってもポピュラーなお漬物なのですが…
腸内環境を整え、免疫力を向上させ、老廃物を体外に排出する働きもあり、アンチエイジングにも有効とのこと。まさに健康と美容には欠かせない食品として、最近、いっそう注目されている発酵食品なんです👩‍⚕️

写真:福島りょうぜん漬け

そもそも発酵食品とは?微生物(乳酸菌、麹菌、酵母など)の働きによって食物が変化し、人間にとって有益に作用した食品のこと。反対に、有害な場合は腐敗となります。

♦創業60年 福島県民が慣れ親しむ老舗漬物店

今回ご紹介するのは、1962年創業福島りょうぜん漬本舗さん。霊峰霊山(りょうぜん)の麓で作り続けるお漬物は、小さな頃より家族の食卓にあった慣れ親しんだ味。また、福島みやげの定番として「りょうぜん漬け」は知名度抜群!福島のソウルフードと言っても過言ではないです。最近、発酵食品好きの間で評判になっているのが、福島りょうぜん漬本舗さんではじめた「漬物ランチバイキング」🥒🍆とっても興味深々!さっそく行ってきました~👩

漬物ランチが楽しめるのは、福島市大波にある「福島りょうぜん漬本舗」さんの本店。福島市内から国道115号線を車で東へ約12㎞。前回ワンデイドライブでご紹介した「道の駅 伊達の郷 りょうぜん」からは車で約4分の場所。ひときわ目を引くお漬物の看板と、国道沿いなのでとっても分かりやすいです。

風情のある佇まいに、真っ白な暖簾が清々しく出迎えてくれます。

♦漬物の未来を切り開く~愛すべきお漬物

趣が感じられらる落ち着いた店内は老舗の風格たっぷり。旬のお漬物が所狭しと並び、ゆっくりとお買い物も楽しめそう。喧騒から離れ、観光の合間の休憩としてもぴったり!峠の茶屋の様な雰囲気です。

今回、私たちを案内して下さった「福島りょうぜん漬本舗」専務取締役で4代目となる森藤洋紀(もりとう ひろき)さん。お店に伺った日は、とってもお忙しいスケジュールでしたが、快く色々とお話を聞かせてくださいました。本当にありがとうございます!

実はこの「漬物バイキング」を知ったのも、福島県内の発酵食品について調べていたところ、こちらのブログに出会ったのがきっかけ👉「漬物王子のブログ」

4代目は漬物王子の愛称で365日「漬物の本質は健康づくりの基礎である」という信念のもと、腸内環境との深い関係を伝えるべく勉強を重ね、日々分かりやすい情報発信に取り組んでいらっしゃいます。一度読んだら為になることが沢山!これがかなりはまる~😁

長い間、これだけ県民に愛され続ける福島りょうぜん漬のお漬物、そのこだわりを伺いました..👩‍
福島りょうぜん漬のお漬物は、自社で一年間じっくり「乳酸発酵」させることで、食材自体がまろやかになり、うまさの秘訣につながっています。※乳酸発酵:糖を無酸素的に分解して乳酸を生成する発酵のこと。

■写真:福島りょうぜん漬 乳酸発酵させたタンク

基本原料は福島県産にこだわっていますが、きゅうりは6年前から地元(伊達市)の原料へ切り替えています。それは地元の農家さんへ少しでも還元するため、そしていつでも顔の見える人から原料を仕入れたいという思いからです。今は少なくなってしまいましたが、以前はこのあたり一帯、きゅうりの一大産地として市場では高値で取引されたブラント品の産地だったんですよ。再びそれを復活させたいと思っています。そんな原料をほとんど機会を使わず選別もカットも全て手作業で行い、昔ながらの製法で丁寧なものづくりをすることを大切にしています…「美味しいものは手間隙かかる」まさにそれを体現していらっしゃいます。


りょうぜん漬けと言えばこれ!創業当初から続く定番商品「かあちゃん漬」と「とうちゃん漬」ですよね😊美味しさの中にピリッとした辛みがクセになる一品!

加工場の従業員がみな地元のおかあさんたちだったことから、「かあちゃん漬」の名前になり、かあちゃんがあるならとうちゃんも、ということで数年後に「とうちゃん漬」も発売したという、ユニークなエピソードも聞かせていただきました。

ちなみに「福島りょうぜん漬」の由来については…今から700年余前、南北朝時代にこの近隣の霊山(りょうぜん)を治めていた北畠顕家公が鷹狩りをした際に立ち寄った農家で食べた漬物が美味しかったことにあやかって名付けられたそう。

そしてこの日は、販売を開始したばかり、『食卓とふるさとをつなぐ』という新たなコンセプトのもと、60年ぶりに新パッケージとなった「かあちゃん漬・とうちゃん漬」も見せていただきました。驚いたのが、コンパクトで立脚式になり、ビジュアル的にもとっても可愛らしい❤グッとお漬物が親しみやすく身近に感じますね❤

古き良き漬物文化を伝えるため、新風を吹き込み漬物の未来を切り開く!様々な想いのつまった新パッケージ!注目です♡

「それでは、漬物バイキングは奥のスペースになります」衝立で仕切られた、ちょっとした空間へ案内されました。ワクワクする~(^^♪

♦ヘルシーな発酵食で身も心も満たされる”漬物バイキング”

席につくと、ジャーン✨メインのお漬物を盛り付ける上品な黒塗りの漆器のお皿!そこにまるでお赤飯のような古代米と、香り豊かなお味噌汁が運ばれてきました。ここにもこだわりがあり、聞くと、ご飯も栄養価が高く健康に良いとされる会津黒米と白米を一緒に炊き上げたものだったり、お味噌汁も昆布と鰹から出汁をとり、地元ヤマキ醸造さんのこだわりの味噌で仕上げたという究極の贅沢🍚

そしてとうとう、バイキングコーナーに並ぶ色とりどりのお漬物とのご対面✨約30種類近くあります!

ズラッと並ぶお漬物の数々に目移りして迷っていると、「お漬物屋ですので漬物は売るほどありますから、どんどん食べてください..」と漬物王子から優しいお言葉が(笑)

「ここはセンスが問われる盛り付けが必要かな..」などど冗談を言われながら、おすすめを聞いたり、彩を意識して..

完成がこちら✨美味しそうでしょう!

ではさっそくいただきます🙏

はじめは、お漬物そのものの味を堪能し…次にご飯のお供として漬物を楽しみ。

最後はラジウム卵と食べるのが最強コンビ。漬けこんでいるから味もしっかりしていてごはんが進みます。そうそう、ランチ情報をSNSで発信すると阿部留商店の「ラヂウム玉子」(通常100円)がサービスされるんですよ🥚

素材が野菜だからヘルシーだと思うと意外にペロッと食べられてしまい、ついつい、おかわりに😅

お漬物のみで最初は物足りないかな??と思いましたが、シンプルだけど食べ応え抜群。思う存分、心置きなく漬物バイキングを楽しめました。お漬物って奥が深い!とっても美味しかったです😋ごちそうさまでした!※食べ放題ではありますが、マナーと適量を守って、楽しみましょうね。

♦体の調子を整えるお漬物!自宅でも豊かな味わいを楽しんで

いかがでしたか?たくさんの種類がある漬物だからこそ、一度に食べ比べをできるバイキングがおすすめです!また気に入ったお漬物は、お土産として購入しても◎ 甘いものが苦手な方やお酒好きな方への贈り物にも喜ばれると思います。

小風呂敷で包んだ便利なプチギフトも、お弁当を包んだり、ランチョンマットにしたりと..女性なら嬉しいですね☺

体によい発酵食品を毎日摂ろうと思うと意外と大変でが、お漬物なら食材もバリエーション豊かで年中楽しめます。これから厳しい暑さがやってきますが、なんとなく食欲がない… そんな時はお漬物は疲れた胃袋をそっと回復させてくれますよ。もうお漬物なしのごはんなんて考えられないかも?!愛すべきお漬物の推しを見つけに、ぜひ1度ふくしまへ出かけてみませんか…

■なんと試食は一組づつ重箱で提供されます。創業当時からとのことです!

【福島りょうぜん漬本舗】
住所:福島市大波字星の宮32
TEL:024-586-2345
営業時間:午前9時~午後6時
定休日:年中無休(元旦を除く)

※漬物バイキングは完全予約制!毎週平日火曜~金曜日の午前11時~午後2時まで本店のみで実施中!
時間:11:00~14:00
場所:大波本店(福島市大波)
内容:福島りょうぜん漬(食べ放題)ご飯(古代米)・吟醸味噌汁
価格:600円(税込)


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